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Body Arts Laboratory :: Blog

wwfes|M・シュパンベルグ共同新作公演《The Ocean》

wwfes 2013の特別招聘アーティスト、マルテン・シュパンベルグがワークショップ生と共同制作した新作《The Ocean》を、フェスティバルの最終日に発表します。
ヨーロッパのウィーン・インパルスタンツ・フェスティバルをはじめとするダンスフェスティバルや、美術館などのアートシーンで絶大な影響力を誇るシュパンベルグ氏。wwfes 2013ではこれまで、初来日したシュパンベルグ氏のトークやソロ公演を行ない、ダンス・振付という既成概念を一新する独自の思想と実践を紹介してきました。wwfesで、その活動に触れる最後の機会となる作品《The Ocean》がぜひ多くの方々にご覧いただけることを願っております。
 
ご予約 >>
*webフォームまたはe-mailでお申込みください。
*原則として当日券を発行予定ですが、ご予約をおすすめしております(前日中まで)。
*開演時間30分前受付開始予定です。


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10/27[日]18:00-
1,000円
会場:森下スタジオ

《The Ocean》

振付:マルテン・シュパンベルグ と出演者
出演:ワークショップ受講生、マルテン・シュパ ンベルグ、サンナ・ブレンナウ、リサ・リーダー
助成:スウェーデン・アート・カウンセル、スウェーデン政府芸術基金
共同制作:PAF

私たちは、大洋(The Ocean)が好きです。なぜなら、私たちより広大だから。大洋というもの、自然 というもの、宇宙というもの、が好きです。なぜなら、私たちを生かしているものだから。それらにとって、ビニール袋も、アルゴリズムも、 少しの煙も、アルコール依存症者たちの集まりも、大きな犬も、私たち人間も、何ら代わりはなく、生かされているもの、なわけです。全てのものは同等であり、また同時に一つとして同等なものはないのです。いわゆる同等性イコール非同等性(なんてもう聞き飽きたかもだけれど)。

このダンス作品、The Oceanは、ある意味でフロイトの唱えた大洋的感覚と通じるものであり、また一方でフロイトに同意するというより、友達として好きになろうという試みでもあります。私たちは踊っていますが、見に来て下さった方々は、大洋のようにいてもらって、よいわけです。(ダンスを見ようという)プレッシャーは、全く感じなくて大丈夫。The Oceanはこのフェスティバルの期間中に創られたものです。それは 素敵なことで、あなたにも是非、見に来てほしい。たくさんのダンスと、ナイスな音楽(Katy PerryとかR Kelly とか)と、魚みたいなダイビングと。誘惑ちっくなエデュケーション、ムール貝のためのデスダンス、キラキラバブルも。誰かが、もう作品は、始まっているのかどうか、 何度も尋ねるでしょう。その答えはYes。ある映画を彷彿とさせることもあるかもしれないし、美しい人たち(2人のスウェーデンギャルも)も登場するし、もしかしたら、ビキニ(もちろんシマシマ)もエナジードリンクも登場するかも。さあ、業務に戻ろう。オートバイのガスタンクもあるとよいのだけれど、誰かいいアイデアありますか? 何か目覚ましいことが起きるわけではないから、余計、見に来る理由があるんじゃないかな。”Hai, minna ni(みんなにハイ!)”



マルテン・シュパンベルグMårten Spångberg
スウェーデン、ストックホルム在住の振付家
実験的な試みや多様な形式・表現方法を取り入れた創作プロセスにより、振付という領域の拡張に取り組んでいる。1994年よりパフォーマーとして活動を始め、1999年よりソロからグループ作品、ウィリアム・フォーサイス/フランクフルトバレエ団などへの振付を含む作品発表を国内外で精力的に行なう。2011年にはグザヴィエ・ル・ロワとの共同作品をベネチアビエンナーレで公演、また、建築家トール・リンドストランドとのプロジェクトInternational Festivalなどを展開している。多数の国際フェスティバルや機関のディレクターを務め、2006年には、ネットワーク・オーガニゼーションINPEXを立ち上げ、出版プロジェクト「The Swedish Dance History」を監修。ライターとして本の出版や雑誌にダンス批評家として寄稿し、2011年に初の著書『Spangbergianism』を出版。
人材育成にも貢献しており、P.A.R.T.S(ベルギー)、Ex.e.r.ce(フランス)、インパルスタンツ(オーストリア)、ストックホルム演劇大学で、ダンス理論および実技の講師を勤める。2008年、ストックホルムダンス大学振付科のMAプログラム(修士課程)ディレクターに就任。
http://martenspangberg.org/


企画/主催:ボディ・アーツ・ラボラトリー
助成:公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金

会場:森下スタジオ
東京都江東区森下3-5-6[地図]
⇒ 地下鉄都営新宿線・都営大江戸線「森下駅」A6出口より徒歩5分
by bodyartslab | 2013-10-24 00:00 | News