人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Body Arts Laboratory :: Blog

『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』記録集 刊行関連トーク[Ustream]

観察・実験・方法/作品(仮題)

―ワークショップの演習に注目することで
振付家・アーティストの手法を読解する試み―

日時:2011年10月29日(土)20:00―21:30
Ustream:[終了しました]

ゲスト:
富田大介[神戸大学研究員]
越智雄磨[早稲田大学博士課程]

企画(司会):『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』編集部(印牧雅子・岡本拓)
協力:櫻井ことの


ボディ・アーツ・ラボラトリー(BAL)のフェスティバル、WWFes(ウェン・ウェア・フェスティバル)2010のエデュケーション・プログラムのなかから、振付家/アーティストによる11のワークショップの内容を伝える記録集『セルフ・コーチング・ワークショップ2010』を刊行します。そこで、刊行に関連したトークを行ない、Ustream中継します。

セルフ・コーチングとは、講師が自らの振付・創作方法やバックグラウンドを参加者と共有・研究し、エクスチェンジするワークショップであり、BALのもっとも重要なプログラムの一つです。記録集では、その模様を講師自身によるテキスト(1プログラムを除く)と、写真資料によってドキュメントしました。

トークでは、ゲストを交えて、「観察」「実験」をキーワードに、その演習に注目することを通して、各アーティストの手法を探ってみます。そして、クラス間を超えた問題意識を浮かび上がらせることで、読解の出発点にすることができればと考えています。[編集部]


ゲスト・プロフィール

富田大介|Daisuke Tomita
神戸大学研究員(文学博士)。運動の実践と理論を研究。今年の主な仕事:博士論文『習慣の原理についての一考察――「心体操」の理論的基礎付けに向けて――』(2011年3月)、舞台出演《In Situ Yokohama》(レジーヌ・ショピノ演出、2011年10月)、《The show must go on》(ジェローム・ベル演出、2011年11月)、学会発表「暗黒舞踏における脱自性の論理と要件――「器」に読む土方巽の心身関係論――」(舞踊学会、2011年12月)

……………………………………………………………………………………………………………

『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』

B5 / 80ページ / 1c
発行:Body Arts Laboratory
定価:1,000円
※配本・入手方法の詳細は決定次第、発表します。

目次
●Workshop|神村恵、田辺知美、垣内友香里、池宮中夫、西村未奈、福留麻里/高嶋晋一
●Improvisation Class|鹿島聖子、JOU
●Workshop & Showing|小川水素、生西康典/宇波拓、岸井大輔

Comment|山崎広太
Data|開催概要・プロフィール・ディスクリプション

『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』記録集 刊行関連トーク[Ustream]_b0165296_7214985.jpg『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』記録集 刊行関連トーク[Ustream]_b0165296_7152997.jpg

セルフ・コーチング・ワークショップは、Body Arts Laboratoryが開催するフェスティバル、Whenever Wherever Festivalの主要なエデュケーション・プログラムとして行なわれています。このワークショップでは、振付家・アーティストが、自身の振付・メソッド・バックグラウンドについて、参加者とともに身体のムーブメントをともなうレクチャー/研究を行ない、そのオリジナルな手法にどのような可能性があるのかを探り、発展させます。これは、先生と生徒という関係ではなく、アーティスト同士が参加し、アイデアを共有し模索するワークショップでもあります。

このドキュメントブックには、セルフ・コーチングを中心とした11のワークショップ・公開制作の貴重な記録を収録。これらは、1プログラムを除き、すべてアーティスト自身によって書かれました。こうした、多くは稽古場で交わされる言語は、作品から引き出されることはあまりありません。しかし、ここに綴られた演習や創作のプロセスにこそ、アーティスト各々の技術体系やその背景となる問題設定を読み解く精確なデータが蓄積されていることでしょう。

テーマ一覧
●Workshop
神村恵|空間と自分を見比べることから
田辺知美|床にさわる、ここからここへ、床にさわる、ここからここへ。
垣内友香里|個性と模倣の考察―小作品を創る
池宮中夫|空けたら終う身体
西村未奈|身体のニュアンスが在る場所
福留麻里・高嶋晋一|内と外をひっくり返し合いながら対話する
(背中合わせで喋り合う・隣り合わせで放り合う・向かい合わせで反らし合う・離れ合わせで掴まり合う)

●Improvisation Class
鹿島聖子|コンタクト・インプロビゼーション―テクスチャについて
JOU|即興道場

●Workshop & Showing
小川水素|GRIDの作り方
生西康典・宇波拓|ことばにはできないこと(仮題)
岸井大輔|作品としての劇場会/議

※エデュケーション・プログラム(WWFes 2010)の詳細
by bodyartslab | 2011-10-23 00:00 | Publications