Body Arts Laboratory :: Blog

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Artists' Critique 予告

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BALの新しいプログラム、アーティストがアーティストを批評する「Artists' Critique」を近日発表します。

http://balartistscritic.blogspot.com
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by bodyartslab | 2010-05-27 00:00 | News

Marina Abramović: The Artist Is Present

山崎広太

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MoMAでやっているMarina Abramovicの回顧展を見てきました。最初に思ったこと。何で平日の昼間なのに、こんなにお客さんが多いのだろう。やはり、MoMAは観光名所なんでしょうね。2階に上がった瞬間。何か、ただ事ならぬ雰囲気が伝わってきました。広い空間に、映画によく使う太陽の光のライティングの中で、二人の人間が向き合って、見つめ合っていました。その一人は、本人のMarinaでした。一瞬、何もしない身体の強さを感じたけど、僕たちはMariana本人そっちのけで、未奈の友人のWillが参加しているということで、早くそれが見たくて見たくて、6階に駆け込みました。そして、Willを見つけました。裸で骸骨を上にのせ、瞬きさえせずじっとしていました。何を見ているのか解らない彼の視線が、少し怖かった。その目のみが、流れている水を感じさせたからです。それ以外は、まったくの物体でした。身体が、Marinaのことを伝えるための、ただ道具のようにも感じました。Willの目はそれを伝えている、虚空の寂しさのようにも感じました。

周りの映像も、陰気臭く、女性器を執拗に晒したり、繰り返したりする映像ばかりで、見たくない物ばかり。あるダンサーは、真っ裸で、身動きせず、象徴的に天を仰いでいるように手を広げ、尚かつ宙づりのようにされている。こういう時ほど、生活の苦しいダンサーは、かき集められ活躍します。裸になるのも平気だし。何人も見たことのあるダンサーが参加していました。1時間半を3コースで、一日110ドルの報酬。内心、仕事があっていいな~とさえ思ってしまうほどのNYの経済状況。ダンサー達、お金のためだろうけど、可哀想だなとも思ってしまう。

女性二人が、至近距離で向かい合い真っ裸で立っている、そして、その隙間を観客が一人ずつ通る作品(?)というかほとんどアトラクション。男性的には、ちょっとレアな体験で嬉しいけど、それに何の意味があるのだろう?? ほとんどの作品は、オリジナルはMarinaと彼女のかつてのパートナーによって行なわれていた。その必然性を観客は感じる。ここに身体を扱うことの重要なミソがあると思う。お客さんは、ダンス、美術がどうのこうのというのではなく、身体の場合は、その人個人を見ようとするんだと思う。本人ではなく、集められた若い男女の身体によって、彼女たちがかつてやった行為が再演される……という状況は、一体何の饗宴なのか? 普遍化する過程で、作品の本質に近いものが失われる可能性もあるのでは? 全体に見て、個人的には、好きでなかった。身体の扱いがシンボリック以外なにものでもないし、何よりも、インスタレーションのセッティングがデリカシーに欠けていた。

一つ、個人的に面白い映像があった。それは上から撮っている映像で、丸い空間の中の壁側にお客さん含め、佇んでいるんだけど、誰がパフォーマーで誰が、お客さんなのか解らない状況になっていて。もちろん、お客さんは、出入り自由。それぞれが、waitingしたり、センターに佇んだり。これは、僕にとって、もっとも興味のあることの一つである。日常の中に、何がアートで何がアートでないか、それぞれに委ねさせ感じさせること、または何を見ているのか不安にさせること。ごく普通の、地下鉄、デパート、交差する横断歩道、学校など、日常の中に、そのようなことはいくらでもある。それをアートの延長として、探ること、意識化すること。日常の中に、隠れた異空間があることを、気づく人は気づき、気づかない人は気づかないように、状況を意図的にセッティングすることにとても興味を持っている。その一つが、透明なサイトスぺシフィックでもある。これは僕にとっての、今後の刺激的な課題である。

それと先週、ホイットニー・ビエンナーレなどを見ても、身体を使ったアートが今年はものすごく多かった。それを思うと、来てるよ来てるよ~身体って感じで。実際身体を使っているダンスアーティスト側からこの状況を見ると、美術の世界から、ダンス側に、お前達ちゃんと身体のこと見つめているのかと、拍車を掛けられているようにも感じる。ダンス側からの、確かなる身体に対するアプローチの必要も感じてしまう。

[やまざき・こうた|振付家・ダンサー]

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Marina Abramovic: The Artist Is Present
March 14―May 31, 2010 at MoMA

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by bodyartslab | 2010-05-23 00:00 | Essay

第7回海外の話を聞く会フランス編|若生祥文|進行:JOU

WWFes 2010の「即興道場」ほかに参加する、JOUさん主催によるイベント、若生祥文さん(エルヴェ・ロブ元ダンサー)のお話を聞く会が行なわれます。若生さん、JOUさんはともにWWFes「NOW, HERE, DANCE」(アサヒ・アートスクエア)に登場します。


■日時:2010年5月21日(金)19:00-21:00(18:45-受付)
■会場:こどもの城本館2F Bリハーサル室(表参道駅・渋谷駅より徒歩)
■入場無料・要予約
■主催:Odorujou

詳細:http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-category-8.html

※前回までの記録を上記URLで読むことができます。


WWFes 2010
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by bodyartslab | 2010-05-19 00:00 | News

WWFes 2010 開催 参加者募集・申込受付中!!

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photo: ryutarou mishima

AASパートナーシッププロジェクト
Whenever Wherever Festival 2010
Body Arts Laboratory

http://wwfes2010.exblog.jp

空間を交差する思考 時間を共有する身体
アーティストのキュレーションがアソシエートするダンス・コミュニティの実験


エデュケーション・プログラム参加者集中
パフォーマンス・プログラム申込受付中!!



アーティスト主導型のオーガニゼーションBody Arts Laboratoryが、いままでにない画期的なダンス・フェスティバル、ウェン・ウェア・フェス(WWFes、会場:アサヒ・アートスクエア)を開催します。2回目となる今回は、創作プロセスへの省察を重視し、様々な視点から身体の深化と拡張を図る、アーティストの企画・キュレーションによる約20のパフォーマンス・プログラムが、9日間で行なわれます。WWFesには総勢約100名が参加し、世代や分野を超えてアーティスト同士が結ぶ、創作を単位としたコミュニティ創造の実験――まさに、未来を創発するアーティストによる現在革命が繰り広げられます。
WWFesに先駆けて開催される、RENエデュケーション・プログラム(森下スタジオ)では、ワークショップを中心に21日間で24クラスを開講。参加者が先生と生徒という関係を超えて時間を共有し、互いの思考を照らし出していきます。また、振付家が多数参加する「ひらく会議」では、「振付の現在」を討議して解剖します。

* フェスティバルの名前―Whenever Wherever Festivalは、いつでもどこでもアートは立ちあがることを意味しています。


■期間・会場:

2010年6月11日(金)―7月11日(日)

- Class/Workshop, Lecture/Roundtable etc.
RENエデュケーション・プログラム……6月11日(金)―7月2日(金)
森下スタジオ Bスタジオ(一部アサヒ・アートスクエア)
 
- Performance etc.
Whenever Wherever Festival……7月3日(土)―7月11日(日)
アサヒ・アートスクエア(一部森下スタジオ)


■プログラム・参加アーティスト:

RENエデュケーション・プログラム

● Class/Workshop
平原慎太郎、山崎広太、岩淵多喜子、鹿島聖子、JOU、高橋聡子、生西康典・宇波拓、垣内友香里、大橋可也、福留麻里・高嶋晋一、目黒大路、神村恵、池宮中夫、梅田宏明、田辺知美、Abe"M"ARIA、柴幸男、工藤丈輝、島地保武、小野寺修二、西村未奈、小川水素、中村恩恵
● Lecture/Roundtable
武藤大祐、大橋可也、白井剛、手塚夏子、富田大介、武藤大祐、山崎広太、山下残 ほか

Whenever Wherever Festival

スタジオラボ|北尾亘・吉田拓・岡本優、寺田未来、稲毛礼子、小山衣美、
キュレーター:笠井叡、矢内原美邦
シェア・プログラム|サエグサユキオ、堀江進司、西脇さとみ
キュレーター:黒沢美香
くじ引きラボ|井手実、伊藤馨、スカンク、河崎純、柴田恵美、中山奈美、西村未奈、平原慎太郎、舩橋陽、山縣太一、吉岡靖 ほか
キュレーター:ユン・ミョンフィ、羊屋白玉(予定)
結ぶダンス|カワムラアツノリ、名古屋唯彰、川谷まり子、加藤みや子
キュレーター:坂田有妃子、金野邦明、高橋智子、江原朋子
ショーケース|根本しゅん平、ケネット・ブルーン・カールソン
影響の不安|幸内未帆
NOW, HERE, DANCE|石和田尚子、岩淵多喜子、太田ゆかり、鹿島聖子、勝部ちこ、鎌倉道彦、木野彩子、佐藤美紀、柴田恵美、島地保武、JOU、鈴木陽平、たかぎまゆ、長井江里奈、西村未奈、根本しゅん平、松島誠、武藤容子、山崎麻衣子、若生祥文、瀬藤康嗣
rendance & 世代間の対話|若松美黄、武元賀寿子、JOU、森嘉子、石黒節子、藤里照子、田中いづみ、牧野京子、江原朋子、花輪洋始、キミホ・ハルバート、金野邦明、牛川紀政、伊藤茉野、大島奈央、皆川まゆむ、渡辺久美子、武藤容子、木野彩子、山崎広太、加藤みや子、熊谷乃理子、西村未奈、鎌倉道彦、大橋可也、白井剛、長井江里奈、真島恵理、きたまり、佐藤美紀、印牧雅子、松澤慶信 ほか
キュレーター:若松美黄、山崎広太、武元賀寿子、JOU
リレー・コレオグラフ|伊藤千枝、北村明子(予定)、白井剛、東野祥子
キュレーター:佐藤美紀
プネウマとともに―ダンスとことばが出会う場所|西村未奈、山崎広太、足立智美、三角みづ紀、笠井瑞丈、林浩平、JOU、吉田文憲、川野眞子、平田俊子、Abe"M"ARIA、稲川方人、工藤丈輝
キュレーター:林浩平
気象と終身―寝違えの設置、麻痺による交通|小林耕平、笹本晃、高嶋晋一(企画)、冨井大裕、中井悠、橋本聡(企画)
DekNoboパフォーマンス(仮題)|岡崎乾二郎
Exploring Performances Experimentally = EPE|河村美雪(企画)、池上高志 ほか
Surfin’ Safari|生島翔(企画)
会議を劇場作品にする道|岸井大輔(企画)、イェレナ・グラズマン、トチアキタイヨウ ほか
声の影 koe no kage|アレッシオ・シルヴェストリン、福井恵利子
透明なサイト・スぺシフィック
小川水素WSショーイングSite-specific Dance|WS参加者 ほか
生西康典・宇波拓WSショーイング|WS参加者 ほか
アーティスト井戸端会議(仮題)|山崎広太、JOU ほか

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■主催:ボディ・アーツ・ラボラトリー、アサヒ・アートスクエア
■協賛:アサヒビール株式会社
■提携:すみだ川アートプロジェクト
■助成:芸術文化振興基金(RENエデュケーション・プログラムを除く)、財団法人セゾン文化財団、財団法人全国税理士共栄会文化財団、(社)私的録音補償金管理協会(sarah)
■企画:ボディ・アーツ・ラボラトリー

* WWFes 2010は、アサヒ・アートスクエア・パートナーシッププロジェクト2010の一環として開催されます。

アサヒ・アートスクエア・パートナーシッププロジェクト2010
アサヒ・アートスクエアは、「未来文化の創造」「市民とアートのつなぎ手」「地域文化への着目、地域への広がり」という3つのテーマに沿って、さまざまなアートプログラムに取り組んでいます。2010年は、公募によって選ばれたパートナーと共に、新たなプログラムを実施致します。どうぞご期待ください。


■問い合わせ:
Body Arts Laboratoty
Tel. 090-4069-7719
E-mail. workshop(at)bodyartslabo.com ※送信時(at)を@に変えてください。
Twitter. http://twitter.com/bodyartslab

■WWFes 2010 詳細:http://wwfes2010.exblog.jp

- 出演者公募|山崎広太共同制作|発する身体:
http://wwfes2010.exblog.jp/13470750/
- インターン募集:http://wwfes2010.exblog.jp/13578168
- WWFes Blog:http://bodyartslaboratory.blogspot.com/
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by bodyartslab | 2010-05-13 00:00 | News

WWFes ブログ開設

WWFesのブログを開設しました。アップデートされたプログラムの詳細情報などを随時お伝えします。

http://bodyartslaboratory.blogspot.com
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by bodyartslab | 2010-05-11 00:00 | News

WWFes|タイムテーブル公開

WWFes 2010のタイムテーブルは以下からご覧ください。
http://wwfes2010.exblog.jp/13634742/

なお、クラス・ワークショップは定員に達し次第の締切となりますので、お早めのお申し込みをお願いします。
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by bodyartslab | 2010-05-07 00:00 | News