1月22日、演出家の羽鳥嘉郎さんと澄井葵さんによる「よく演出しあう」をテーマとした交換型ワークショップの第3回が行なわれました。このワークショップは、BALが共催する継続プロジェクトです。

ワークショップの模様
自治:よく演出しあう 第3回
羽鳥嘉郎(けのび)×澄井葵(青年団演出部/, 5)
日時:2012年1月22日(日)13:00-16:00
会場:錦二丁目まちの会所(名古屋)
参加費:1,500円
-
共催:けのび、Body Arts Laboratory
協力:まちの会所、長者町アートアニュアル、加藤仲葉
私たちはいつも演出しあっている。すべての日々の営みを、自分や互いへの演出が続いたものと考える。そうすると、善悪や美醜ではないにしても、なにかしらの「よさ」に基づいて、それらの演出はなされている(筈)。その「よさ」の中身を、若手演出家の交換型ワークショップを通して見出していく。「繰り返しありうるものとしてとらえる」という演劇の目を用いて。あなたの家庭を職場をよりよく演出することもできるでしょう。
シリーズのワークショップのため「第3回」としていますが、この回から参加していただけます。
前2回の内容を引き継ぎ、ともに思考を深めていきます。
[けのび公式サイトより]
-
[過去のワークショップ]
第1回|2011年7月9日|森下スタジオ Sスタジオ(東京)……【Report】
第2回|2011年11月6日|左京西部いきいき市民活動センター(京都)

ワークショップの模様
自治:よく演出しあう 第3回
羽鳥嘉郎(けのび)×澄井葵(青年団演出部/, 5)
日時:2012年1月22日(日)13:00-16:00
会場:錦二丁目まちの会所(名古屋)
参加費:1,500円
-
共催:けのび、Body Arts Laboratory
協力:まちの会所、長者町アートアニュアル、加藤仲葉
私たちはいつも演出しあっている。すべての日々の営みを、自分や互いへの演出が続いたものと考える。そうすると、善悪や美醜ではないにしても、なにかしらの「よさ」に基づいて、それらの演出はなされている(筈)。その「よさ」の中身を、若手演出家の交換型ワークショップを通して見出していく。「繰り返しありうるものとしてとらえる」という演劇の目を用いて。あなたの家庭を職場をよりよく演出することもできるでしょう。
シリーズのワークショップのため「第3回」としていますが、この回から参加していただけます。
前2回の内容を引き継ぎ、ともに思考を深めていきます。
[けのび公式サイトより]
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[過去のワークショップ]
第1回|2011年7月9日|森下スタジオ Sスタジオ(東京)……【Report】
第2回|2011年11月6日|左京西部いきいき市民活動センター(京都)

Report|大歳芽里(ダンサー・振付家)|ImPulsTanzレポート
[30 Nov. 2011]
ウィーン インパルスタンツ国際ダンスフェスティバル
ダンスウェブ奨学金プログラム
プログラムについて
公演について
応募について
ImPulsTanzは昨年夏に参加したオーストリア、ウィーンで開かれているダンスフェスティバルです。もし参加する予定のある方は奨学金制度のdancewebに応募されるのも一つつの方法です。(大歳芽里)
………………
Critique|越智雄磨(早稲田大学博士課程、ダンス研究)|山下残《庭みたいなもの》をめぐる一考察
[01 Dec. 2011]
BALのウェブ上の批評プログラムに、新着レビューを掲載しました。
………………
Text|山崎広太(BALディレクター)|Whenever Wherever Festival 3年間を振り返って
[06 Dec. 2011]
――インディビジュアルな考えを持ったアーティストに対して興味が注がれ、またそのようなアーティストがシーンを動かしていっている/アーティスト同士のリサーチやコミュニティによって多くのことが成り立っている現状に対する認識が必要に思います。(本文より)
来春に計画中のWWFes 2012構想についても言及されています。
WWFes 2011での第1回を経て、継続プロジェクトとして、演出家・羽鳥嘉郎さんと澄井葵さんによる「よく演出しあう」をテーマとした交換型ワークショップの第2回を開催します。
―
ワークショップ|自治:よく演出しあう 第2回
羽鳥嘉郎(けのび) ×澄井葵(青年団演出部/, 5)
日時:2011年11月6日(日)13:00-16:00
会場:左京西部いきいき市民活動センター
参加無料
-
お問い合わせ:co.kenobi@gmail.com(けのび)|共催:Body Arts Laboratory

スペースイサンでの上演にあわせ、ワークショップをおこないます。シリーズのワークショップのため「第2回」としていますが、この回から参加していただけます。
――私たちはいつも演出しあっている。すべての日々の営みを、自分や互いへの演出が続いたものと考える。そうすると、善悪や美醜ではないにしても、なにかしらの「よさ」に基づいて、それらの演出はなされている(筈)。その「よさ」の中身を、若手演出家の交換型ワークショップを通して見出していく。「繰り返しありうるものとしてとらえる」という演劇の目を用いて。あなたの家庭を職場をよりよく演出することもできるでしょう。――
東京・森下スタジオでの第1回の内容を引き継ぎ、ともに思考を深めていきます。
[けのび 公式サイトより]
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ワークショップ|自治:よく演出しあう 第2回
羽鳥嘉郎(けのび) ×澄井葵(青年団演出部/, 5)
日時:2011年11月6日(日)13:00-16:00
会場:左京西部いきいき市民活動センター
参加無料
-
お問い合わせ:co.kenobi@gmail.com(けのび)|共催:Body Arts Laboratory

スペースイサンでの上演にあわせ、ワークショップをおこないます。シリーズのワークショップのため「第2回」としていますが、この回から参加していただけます。
――私たちはいつも演出しあっている。すべての日々の営みを、自分や互いへの演出が続いたものと考える。そうすると、善悪や美醜ではないにしても、なにかしらの「よさ」に基づいて、それらの演出はなされている(筈)。その「よさ」の中身を、若手演出家の交換型ワークショップを通して見出していく。「繰り返しありうるものとしてとらえる」という演劇の目を用いて。あなたの家庭を職場をよりよく演出することもできるでしょう。――
東京・森下スタジオでの第1回の内容を引き継ぎ、ともに思考を深めていきます。
[けのび 公式サイトより]
観察・実験・方法/作品(仮題)
―ワークショップの演習に注目することで
振付家・アーティストの手法を読解する試み―
日時:2011年10月29日(土)20:00―21:30
Ustream:[終了しました]
ゲスト:
富田大介[神戸大学研究員]
越智雄磨[早稲田大学博士課程]
企画(司会):『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』編集部(印牧雅子・岡本拓)
協力:櫻井ことの
ボディ・アーツ・ラボラトリー(BAL)のフェスティバル、WWFes(ウェン・ウェア・フェスティバル)2010のエデュケーション・プログラムのなかから、振付家/アーティストによる11のワークショップの内容を伝える記録集『セルフ・コーチング・ワークショップ2010』を刊行します。そこで、刊行に関連したトークを行ない、Ustream中継します。
セルフ・コーチングとは、講師が自らの振付・創作方法やバックグラウンドを参加者と共有・研究し、エクスチェンジするワークショップであり、BALのもっとも重要なプログラムの一つです。記録集では、その模様を講師自身によるテキスト(1プログラムを除く)と、写真資料によってドキュメントしました。
トークでは、ゲストを交えて、「観察」「実験」をキーワードに、その演習に注目することを通して、各アーティストの手法を探ってみます。そして、クラス間を超えた問題意識を浮かび上がらせることで、読解の出発点にすることができればと考えています。[編集部]
ゲスト・プロフィール
富田大介|Daisuke Tomita
神戸大学研究員(文学博士)。運動の実践と理論を研究。今年の主な仕事:博士論文『習慣の原理についての一考察――「心体操」の理論的基礎付けに向けて――』(2011年3月)、舞台出演《In Situ Yokohama》(レジーヌ・ショピノ演出、2011年10月)、《The show must go on》(ジェローム・ベル演出、2011年11月)、学会発表「暗黒舞踏における脱自性の論理と要件――「器」に読む土方巽の心身関係論――」(舞踊学会、2011年12月)
……………………………………………………………………………………………………………
『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』
B5 / 80ページ / 1c
発行:Body Arts Laboratory
定価:1,000円
※配本・入手方法の詳細は決定次第、発表します。
[目次]
●Workshop|神村恵、田辺知美、垣内友香里、池宮中夫、西村未奈、福留麻里/高嶋晋一
●Improvisation Class|鹿島聖子、JOU
●Workshop & Showing|小川水素、生西康典/宇波拓、岸井大輔
-
●Comment|山崎広太
●Data|開催概要・プロフィール・ディスクリプション


セルフ・コーチング・ワークショップは、Body Arts Laboratoryが開催するフェスティバル、Whenever Wherever Festivalの主要なエデュケーション・プログラムとして行なわれています。このワークショップでは、振付家・アーティストが、自身の振付・メソッド・バックグラウンドについて、参加者とともに身体のムーブメントをともなうレクチャー/研究を行ない、そのオリジナルな手法にどのような可能性があるのかを探り、発展させます。これは、先生と生徒という関係ではなく、アーティスト同士が参加し、アイデアを共有し模索するワークショップでもあります。
このドキュメントブックには、セルフ・コーチングを中心とした11のワークショップ・公開制作の貴重な記録を収録。これらは、1プログラムを除き、すべてアーティスト自身によって書かれました。こうした、多くは稽古場で交わされる言語は、作品から引き出されることはあまりありません。しかし、ここに綴られた演習や創作のプロセスにこそ、アーティスト各々の技術体系やその背景となる問題設定を読み解く精確なデータが蓄積されていることでしょう。
[テーマ一覧]
●Workshop
神村恵|空間と自分を見比べることから
田辺知美|床にさわる、ここからここへ、床にさわる、ここからここへ。
垣内友香里|個性と模倣の考察―小作品を創る
池宮中夫|空けたら終う身体
西村未奈|身体のニュアンスが在る場所
福留麻里・高嶋晋一|内と外をひっくり返し合いながら対話する
(背中合わせで喋り合う・隣り合わせで放り合う・向かい合わせで反らし合う・離れ合わせで掴まり合う)
-
●Improvisation Class
鹿島聖子|コンタクト・インプロビゼーション―テクスチャについて
JOU|即興道場
-
●Workshop & Showing
小川水素|GRIDの作り方
生西康典・宇波拓|ことばにはできないこと(仮題)
岸井大輔|作品としての劇場会/議
※エデュケーション・プログラム(WWFes 2010)の詳細
―ワークショップの演習に注目することで
振付家・アーティストの手法を読解する試み―
日時:2011年10月29日(土)20:00―21:30
Ustream:[終了しました]
ゲスト:
富田大介[神戸大学研究員]
越智雄磨[早稲田大学博士課程]
企画(司会):『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』編集部(印牧雅子・岡本拓)
協力:櫻井ことの
ボディ・アーツ・ラボラトリー(BAL)のフェスティバル、WWFes(ウェン・ウェア・フェスティバル)2010のエデュケーション・プログラムのなかから、振付家/アーティストによる11のワークショップの内容を伝える記録集『セルフ・コーチング・ワークショップ2010』を刊行します。そこで、刊行に関連したトークを行ない、Ustream中継します。
セルフ・コーチングとは、講師が自らの振付・創作方法やバックグラウンドを参加者と共有・研究し、エクスチェンジするワークショップであり、BALのもっとも重要なプログラムの一つです。記録集では、その模様を講師自身によるテキスト(1プログラムを除く)と、写真資料によってドキュメントしました。
トークでは、ゲストを交えて、「観察」「実験」をキーワードに、その演習に注目することを通して、各アーティストの手法を探ってみます。そして、クラス間を超えた問題意識を浮かび上がらせることで、読解の出発点にすることができればと考えています。[編集部]
ゲスト・プロフィール
富田大介|Daisuke Tomita
神戸大学研究員(文学博士)。運動の実践と理論を研究。今年の主な仕事:博士論文『習慣の原理についての一考察――「心体操」の理論的基礎付けに向けて――』(2011年3月)、舞台出演《In Situ Yokohama》(レジーヌ・ショピノ演出、2011年10月)、《The show must go on》(ジェローム・ベル演出、2011年11月)、学会発表「暗黒舞踏における脱自性の論理と要件――「器」に読む土方巽の心身関係論――」(舞踊学会、2011年12月)
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『セルフ・コーチング・ワークショップ 2010』
B5 / 80ページ / 1c
発行:Body Arts Laboratory
定価:1,000円
※配本・入手方法の詳細は決定次第、発表します。
[目次]
●Workshop|神村恵、田辺知美、垣内友香里、池宮中夫、西村未奈、福留麻里/高嶋晋一
●Improvisation Class|鹿島聖子、JOU
●Workshop & Showing|小川水素、生西康典/宇波拓、岸井大輔
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●Comment|山崎広太
●Data|開催概要・プロフィール・ディスクリプション


セルフ・コーチング・ワークショップは、Body Arts Laboratoryが開催するフェスティバル、Whenever Wherever Festivalの主要なエデュケーション・プログラムとして行なわれています。このワークショップでは、振付家・アーティストが、自身の振付・メソッド・バックグラウンドについて、参加者とともに身体のムーブメントをともなうレクチャー/研究を行ない、そのオリジナルな手法にどのような可能性があるのかを探り、発展させます。これは、先生と生徒という関係ではなく、アーティスト同士が参加し、アイデアを共有し模索するワークショップでもあります。
このドキュメントブックには、セルフ・コーチングを中心とした11のワークショップ・公開制作の貴重な記録を収録。これらは、1プログラムを除き、すべてアーティスト自身によって書かれました。こうした、多くは稽古場で交わされる言語は、作品から引き出されることはあまりありません。しかし、ここに綴られた演習や創作のプロセスにこそ、アーティスト各々の技術体系やその背景となる問題設定を読み解く精確なデータが蓄積されていることでしょう。
[テーマ一覧]
●Workshop
神村恵|空間と自分を見比べることから
田辺知美|床にさわる、ここからここへ、床にさわる、ここからここへ。
垣内友香里|個性と模倣の考察―小作品を創る
池宮中夫|空けたら終う身体
西村未奈|身体のニュアンスが在る場所
福留麻里・高嶋晋一|内と外をひっくり返し合いながら対話する
(背中合わせで喋り合う・隣り合わせで放り合う・向かい合わせで反らし合う・離れ合わせで掴まり合う)
-
●Improvisation Class
鹿島聖子|コンタクト・インプロビゼーション―テクスチャについて
JOU|即興道場
-
●Workshop & Showing
小川水素|GRIDの作り方
生西康典・宇波拓|ことばにはできないこと(仮題)
岸井大輔|作品としての劇場会/議
※エデュケーション・プログラム(WWFes 2010)の詳細
岡本拓|BALインターン(エディター)
荒川修作設計の三鷹天命反転住宅で行われたイベント「三鷹天命反転住宅…つづく。」の一環である、JOUのワークショップ/パフォーマンス「体験道場」へ参加した。[注1]
当日(5月19日)は荒川の命日、とても多くの人で賑わっており、ダンス関係者以外にも建築やデザイナーの方ともお会いすることができた。荒川の建築を管理している団体の方のお話を聞くこともでき、建築の工程や、この住宅の建設の経緯等を伺った。
荒川修作の建築は独特の形態でよく知られており、三鷹天命反転住宅も例外ではない。基本的にはキッチン・リビングルームを中心とし、その周りに4つの部屋が配置されている。しかし、用途は集合住宅でありながら、簡易的な間仕切りがあるものの、基本的にワンルームである。そして、空間の色彩は原色である上に、補色同士で配置されているために、慣れるのに時間を要する。また、曲面が多用されている等、この建築における特殊な要素をいくつかあげることができる。[注2]
ワークショップ(WS)は、30分間会場内のキッチン・ダイニングルームを中心に行われた。あらかじめ講師から、部屋に何台かのカメラが取り付けられていること、このカメラに向けて体を動かして欲しいことを告げられる。カメラに映った映像はリアルタイムに会場内のテレビに映しだされ、参加者はそれを見て自分の動きを決めることになる。また、カメラは3台設置されており、1つは天井に設置され、キッチン・ダイニングを俯瞰するように、2つ目と3つ目のカメラは周辺の廊下からキッチンを映しており、その一つはクロースアップして目線の高さで映し、もう一つは腰の高さからやや引き気味に映していた。
参加者はダンスのプロ、初心者の経験を問わず、基本的に自由に体を動かすことができ、30分の間、空間と自分と他人との関係からそれぞれが自分の行う動きを考えなければならない。
講師を筆頭に始まったWSの前半は、参加者それぞれの動きや目的意識が明確ではなく、バラバラに動いていたように感じた。自分自身、自由な動きを求められる中で何を根拠に規定するべきか少々戸惑った。しかし、後半に進むにつれ、講師の先導もあって、空間の特徴やカメラの役割が把握できるようになり、どのように対処すべきかが理解出来るようになった。
ここで、先述したカメラ(から映しだされる映像)と身体との関係を整理してみたい。参加者はカメラの映像から動きを決定している。映像を見ることによって、自身の運動を客観視することや、カメラを介して空間を別の角度から見ることによって生じた分節化された空間を元に、自らの身体の配置を考える。
また、これらの装置は、別の視点から運動を規制する。つまり、この空間で身体を動かすことは、その運動を観察する他者が存在すること、そして、そこで起こっているすべての事象が別の人間によって読み取られるという可能性をも含んでいる(今回このWSがUstream配信されているという設定もまた同様に考えられるだろう)。私自身、凸凹した床の部分的な角度に体を委ねてみたり、複雑に構成されている壁に体の動きを委ねてみたりと、観察されうる対象として解読されることを前提に考えながら様々な実験を行なった。それにより、空間と参加者同士の意図との関係を探る試みが出来、よい体験になったと思う。
このWSで得た個人的な体験は、今後のフィードバックによって、より段階を経ることが出来るだろう。講師が企画した他のプログラムにおいても参加者がより主体的に関わることによって、「開く」という可能性が広がるのではないかと感じるに至った。
―
注1
JOU [project-144] (「三鷹天命反転住宅…つづく。」[主催:ABRF, Inc.]にて)
コンテンポラリーダンサーのJOUが、三鷹天命反転住宅に2011年5月16日-22日の1週間滞在し、様々なパフォーマンスやワークショップを開催。計144時間の滞在期間中の様子はUstream配信された。
● 開催情報
http://www.architectural-body.com/mitaka/201105event.html
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-entry-1536.html
● Ustreamアーカイヴ
http://www.ustream.tv/channel/project144/videos
注2
その他特殊な要素として、化粧室やシャワールームに間仕切りがないことや、曲面に覆われた球体の部屋や凸凹の床等があり、いくつかの場所で日常生活をする上で支障を来たすのではないかと思われた。
荒川修作設計の三鷹天命反転住宅で行われたイベント「三鷹天命反転住宅…つづく。」の一環である、JOUのワークショップ/パフォーマンス「体験道場」へ参加した。[注1]
当日(5月19日)は荒川の命日、とても多くの人で賑わっており、ダンス関係者以外にも建築やデザイナーの方ともお会いすることができた。荒川の建築を管理している団体の方のお話を聞くこともでき、建築の工程や、この住宅の建設の経緯等を伺った。
荒川修作の建築は独特の形態でよく知られており、三鷹天命反転住宅も例外ではない。基本的にはキッチン・リビングルームを中心とし、その周りに4つの部屋が配置されている。しかし、用途は集合住宅でありながら、簡易的な間仕切りがあるものの、基本的にワンルームである。そして、空間の色彩は原色である上に、補色同士で配置されているために、慣れるのに時間を要する。また、曲面が多用されている等、この建築における特殊な要素をいくつかあげることができる。[注2]
ワークショップ(WS)は、30分間会場内のキッチン・ダイニングルームを中心に行われた。あらかじめ講師から、部屋に何台かのカメラが取り付けられていること、このカメラに向けて体を動かして欲しいことを告げられる。カメラに映った映像はリアルタイムに会場内のテレビに映しだされ、参加者はそれを見て自分の動きを決めることになる。また、カメラは3台設置されており、1つは天井に設置され、キッチン・ダイニングを俯瞰するように、2つ目と3つ目のカメラは周辺の廊下からキッチンを映しており、その一つはクロースアップして目線の高さで映し、もう一つは腰の高さからやや引き気味に映していた。
参加者はダンスのプロ、初心者の経験を問わず、基本的に自由に体を動かすことができ、30分の間、空間と自分と他人との関係からそれぞれが自分の行う動きを考えなければならない。
講師を筆頭に始まったWSの前半は、参加者それぞれの動きや目的意識が明確ではなく、バラバラに動いていたように感じた。自分自身、自由な動きを求められる中で何を根拠に規定するべきか少々戸惑った。しかし、後半に進むにつれ、講師の先導もあって、空間の特徴やカメラの役割が把握できるようになり、どのように対処すべきかが理解出来るようになった。
ここで、先述したカメラ(から映しだされる映像)と身体との関係を整理してみたい。参加者はカメラの映像から動きを決定している。映像を見ることによって、自身の運動を客観視することや、カメラを介して空間を別の角度から見ることによって生じた分節化された空間を元に、自らの身体の配置を考える。
また、これらの装置は、別の視点から運動を規制する。つまり、この空間で身体を動かすことは、その運動を観察する他者が存在すること、そして、そこで起こっているすべての事象が別の人間によって読み取られるという可能性をも含んでいる(今回このWSがUstream配信されているという設定もまた同様に考えられるだろう)。私自身、凸凹した床の部分的な角度に体を委ねてみたり、複雑に構成されている壁に体の動きを委ねてみたりと、観察されうる対象として解読されることを前提に考えながら様々な実験を行なった。それにより、空間と参加者同士の意図との関係を探る試みが出来、よい体験になったと思う。
このWSで得た個人的な体験は、今後のフィードバックによって、より段階を経ることが出来るだろう。講師が企画した他のプログラムにおいても参加者がより主体的に関わることによって、「開く」という可能性が広がるのではないかと感じるに至った。
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注1
JOU [project-144] (「三鷹天命反転住宅…つづく。」[主催:ABRF, Inc.]にて)
コンテンポラリーダンサーのJOUが、三鷹天命反転住宅に2011年5月16日-22日の1週間滞在し、様々なパフォーマンスやワークショップを開催。計144時間の滞在期間中の様子はUstream配信された。
● 開催情報
http://www.architectural-body.com/mitaka/201105event.html
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-entry-1536.html
● Ustreamアーカイヴ
http://www.ustream.tv/channel/project144/videos
注2
その他特殊な要素として、化粧室やシャワールームに間仕切りがないことや、曲面に覆われた球体の部屋や凸凹の床等があり、いくつかの場所で日常生活をする上で支障を来たすのではないかと思われた。
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